2010.06.02

歯ぎしりについての話しパート2

ゴンジです
日曜日にa先生、☆先生と一緒に「歯ぎしり」についての研修会に参加してきました。
さて、、、
何かを食べている時以外、皆さんの上下の歯は噛み合わさってっていますか?
それとも離れていますか?
通常はどちらなのでしょう?
よく患者さんにこの質問をするのですが、ほとんどの方は
「えっ、噛み合わさってっているんじゃないんですか?」と答えられます。
実は「安静位空隙」といって、普段は上下の歯は数ミリ離れています。
でも、、、
この間、a先生も話されていたように
「歯牙接触癖」といって、いつも上下の歯を噛み合わせている癖の方が
結構いらっしゃるように感じています。
歯が極端にすり減っていたり、
ぐっと咬んで頂いたときに、
顎の角の部分の筋肉が、腕の力こぶさながら硬く触れる方もたくさんいらっしゃいます。
また、起床時に顎がこわばったような感じや
疲労感を感じる、といった方も見受けられます。
そのような方は、睡眠時に歯ぎしりをしていたり
強く噛み締めていたりしている可能性が高そうです。
歯ぎしりの音を聞いたことがある方は多いでしょう。
では、歯ぎしりをされている方に、昼間同じような音を出せるか?
多分出せないと思います。あのキリキリッていう甲高い音、、、
ものすごい力で上下の歯をこすり合わせているのでしょうね。
上下の歯のすり減ったあとを噛み合わせてみてもらうと、
食べている時には動かないであろう、と思われる凄い位置まで
下顎が動いてキリキリとすり合わせている事が想像できます。
昨今、口の中の困りごとがなくても、
予防のため、
健康な状態を維持するために
定期健診、メインテナンスを受けられる方がたくさんいらっしゃいます。
そのような方達は虫歯や、歯周病のために歯を失ってしまうことが
かなり防げるようになっています。
定期的なメインテナンスを受けているにも係わらず、
歯を失ってしまう、、、
このようなケースでの原因の大きなものに歯の破折、がクローズアップされています。
特に歯の神経を取ってしまった歯は段々脆くなっていきます。
そこに歯ぎしりや、噛み締め等
食事以外で、歯に強い力がかかり続けた時に
ついに歯や、歯の根が割れてしまうのです。
割れてしまったらその歯を救うことはほとんどできなくなります。
ですから、私達歯科医師のなかで睡眠時の歯ぎしりや噛み締め、
さらに日中の噛み締め癖は大きな悩みごとになっています。
なぜ歯ぎしりや、噛み締めをするのか、、、?
ある歯科大学でネズミをつかった実験をしたそうです。
ネズミにストレスを与え続けると、胃から出血し潰瘍ができるそうです、
その後そのネズミに割り箸を噛ませると潰瘍が治ってしまうそうです。
つまり、、、
噛むことによってストレスを解消しているということなのでしょうか?
しかし、睡眠時の歯ぎしり、噛み締め、日中の噛み締め癖は
歯をいじめるのみならず、歯周組織や顎の関節にも問題を起こすことが知られています。
先日の研修会では講師の先生方は歯ぎしりのほんとの原因は分かっていない、
とおっしゃっていました。
そして止めさせることも不可能。
減らす方法はあるかも知れない、
そして唯一守る方法だけがある、と結論付けていました。
守る方法とは、、、
日中であれば、いつも噛んでいないか意識を持つこと、
睡眠時は、、、
入れている方もいらっしゃるかも知れませんね
やはり、寝るときにスプリントやナイトガードと呼ばれるマウスピースを入れることだそうです。
しかし、このナイトガードを患者さんによっては中々受け入れてくれない方達もいらっしゃいます。
歯ぎしりや、噛み締め癖が患者さんにとっての困りごとになっていないからなのでしょうね。
医療者側の想いと、
患者さんの想い、感じ方、認識のギャップをどのように擦り合わせて行くのか、
難しいですね。
今回の「ブラキシズム(歯ぎしり)最前線」
という研修会には主催者側も予測できなかった、という程の多数の参加者があり、
会場が大きなホールに変更された位、歯科医師達の関心が高いということを認識されました。

| ブログ一覧を見る | | 2010年6月2日(水) |

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