2015.01.22

日本の長寿村・短命村

秋庭です。

 

食育について考えさせられました。

本の紹介です。

「日本の長寿村・短命村―緑黄野菜・海藻・大豆の食習慣が決める」

という本です。

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この本の著者は近藤正二先生という方で東北大学医学部衛生学教室の

名誉教授です。

先生は昭和10年頃から35年間以上の長い間、長寿者の多い村と少ない村との

衛生学的比較調査研究のために日本全国くまなく僻地の交通不便な村々にまで

コツコツと20kgのリュックと重いカバンを手にもって990カ所町村以上も

歩き続けられたそうです。

 

そんな中で先生が発見したことは、

 

魚は体にいいからと言っても漁村は必ずしも長寿ではなく

畑を持たず野菜を食べない地域は短命だったり、

 

肉や魚など動物性食品を食べなくても

豆腐を豊富に食べている地域は長寿だったり、

 

同じ海女さんでも白飯をたくさん食べている地域の方が

短命だったり。。

 

食べるものによってここまで差が出るものかと

思い知らされました。

 

先生の結論は、長寿のためには

①魚も大豆も豊富

②野菜(特に人参、カボチャ、長芋等)が豊富

③米が少ない(麦が主で、甘藷が多い)

④山菜に富む

⑤海藻の常食(ワカメを豊富に食べている)

⑥胡麻をよく食べる

 

もちろん体を作らなくてはいけない成長期は動物性タンパクは必要です。

その後にこういった食事で健康で病気にならない体にしていく、

というのはたいへん理にかなっています。

 

こういった食事をしている長寿地域の高齢者は老衰が遅く

皆丈夫で元気に働いています。

 

食育や長寿についてなど色々な研究がなされている中で

単純に計算されて算出される平均寿命ではなく

先生のように長期間自分の足で見て聞いてまわり体験して

確かめるというアナログな方法ですがこれに勝る調査はない思います。

 

現在はスーパーで何でも買える時代になったので

僕も含めついつい手軽でおいしい砂糖や油にまみれたものを

選びがちになってしまいます。

 

昔のような食生活には戻れないですが

ちょっとは意識してこの6か条を守り伝えていきたいです。

 

| 小児歯科一覧を見る | 秋庭 | 2015年1月22日(木) |

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